前回書いた、娘が療育に通うきっかけ④の続きを書いていきます。
絵本の読みきかせでバタコが指差しをしながら言葉がけをすることで、応答の指差しができるようになった娘。
さて、肝心の1歳半検診でどうなるのでしょうか
いよいよ1才半健診の日がやってきました。
娘は以前にも書いているとおり、赤ちゃんの頃からおとなしく健診会場についても落ち着いていて(いるようにみえる)、椅子に座って静かに順番を待っていました。
そして、順番がやってきて、まずは保健師さんの面談から始まりました。
以前に
に書いたとおり、娘は発語が20語程あり、家で積み木もつめていました。
そして、いよいよ保健師さんが指差しのカードを出しました。
そこには、たくさん練習した犬、魚、靴、バナナ、アンパンマンが書かれていました。
やった!家で何回も練習したものばかりだ
心の中でひそかにガッツポーズをするバタコ。
しかし、、、
チーン
娘は保健師さんの問いかけに見事に無反応でした。
指差し2回目のチャレンジ
バタコは心の中で(あんなに練習したのに何でー!?)とあせります💦
保健師さんは私に向かって
「おうちでは今みたいに聞いた時に絵本の絵を指差ししますか?」
と聞いてきました。
バタコは
「は、はい。家では絵本とかで『ワンワンどーれだ?』って聞くと、それを指さしします」
と答えました。
保健師さんは頷いて
「それならいいです。えーと、発語は、、ああたくさん出てるんですね」
と問診票に目を通しました。
1歳半健診の項目のひとつである積み木は娘は難なくつむことができました。
問診の最後に保健師さんから、
「育児のことで何か心配ごとはありますか?」
と聞かれました。
バタコは、
「えっと、そうですね、トイトレをしてるんですが、うまくいかなくてそれでイライラしちゃう時があって、、」
と相談しました。
すると、保健師さんはやさしく
「まだ1歳半ですし、幼稚園入園までオムツがはずれればいいかなという気持ちで、気長にかまえて大丈夫ですよー」
とアドバイスしてくれました。
今思うと、確かにこの頃は以前の記事に書いたように、トイトレの最中ではあったし、そのことでいらついてしまうこともあったのは本当です。
バカバカーっ
と、本当にあの日の自分に叫びたい気持ちです。
1才半健診を振り返って、あらためて後悔の念
今振り返ってみれば、1歳半健診で自発的に指差ししないことを相談するべきだったと今は考えています。
その後の医師の診察でも、特別何の指摘されることもなく娘は1才半健診は通過したのでした。
今さらになりますが、この1才半健診こそが娘の発達において大事なタイミングだったと思います。
応答の指差しは練習して家でできるようになったけれど、健診では保健師さんからの問いかけに指差しはしませんでした。
つまり、指差しはできなかったのです。もっとつきつめるなら、保健師さんの言うことが娘に伝わっていなかったのです。
家では私と娘の一対一ですから、何度も絵本で指差しをすることで娘は私の言うことは理解できるようになったのです。
それは何度も練習することで娘の中でパターン化され、できるようになったまでのこと。
その日あった知らない保健師さんの指示は理解できなかった。そこに大きな問題があったのだと今は理解しています。
もちろん、1才半健診で指さしできなくてもそのまま健常の発達をたどる子もいますし、どちらかというとそういう子の方が多いのかもしれません。
けれど、娘の場合は違いました。
バタコは、1才半健診を通過しなければという気持ちが強く、そのまま見過ごしてしまったのです。
ちなみに指差しに関しては、
娘は2才ちょうどに自発的にするようにもなり、
絵本の応答の指差しも以前よりずっと自然にできるようになりました。
結果的にみれば、娘が自然な指差しできるようになったのは、平均的な発達よりも半年ほど遅かったということです。
この半年という数字は、その後の娘の発達状態において大きくかかわってくることになるのです。
娘が受けた健診では比較的ゆるく、そのことで1歳半健診にひっかかることはありませんでした。
その半年後、娘は自発的な指差しを自然にするようになりました。
けれど、現在、もう遅いけれど、
1歳半健診で自発的な指差しがないことを相談するべきだったと後悔しています。
バタコは娘の発達状況より1才半健診通過というミッションのようなものに気をとられてしまい、娘が出していたサインを見過ごしてしまったのです。いや、見ないフリをしてしまったのです。
重ねていいますが、あくまでバタコの娘の場合の話です。
1歳半で指差しをしなくてもその後、健常児として育っているお子さんはたくさんいることでしょう。
けれど、1才半で指差しをせず、
その後発達障害(自閉症スペクトラム症)
と診断された子=バタコの娘がいるということもまた現実なのです
幼児期の時間は戻せません。だからこそ大切に大切に過ごさないといけないなと感じています。
もちろん、1才半で指差しをしないからといってすぐに発達障害の診断や療育につながることはレアケースかもしれません。
けれど、バタコは親としてできること、もっと動けることは多々あったであろうと思っています。
発語20語、積み木つめる、練習で応答の指差しできるようになった。そのことに安心してしまい、娘の発達について特に何もせずに2才をむかえたこと。
今思えば親として無知だったなと感じています。
1才半健診は重要なタイミング!不安があったらどんなことでも相談を
だからこそ、1才半健診をこれからむかえるママ、パパにむけてこうして書いています。もし、健診で心配なことがあったら、どんなことでも相談してみてください。
相談した結果、もしかしたら保健師さんは「様子見てくださいね」と言うかもしれません。
これはあくまで娘のケースではありますが、もし同じようなことでお子さんの発達に違和感、不安、不自然さを感じているママ、パパがいたら参考になればという気持ちで書いています。
このことは、同じ後悔をしてほしくないので、書いています。決して不安をあおっているわけではありませんのでご理解くださいね。
1才半健診は発達の重要なタイミング
ということを言いたかったのです。
健診では泣いている子もいるし、走り回る子もいるし、おとなしい子、たくさんいます。
バタコの娘も健診中ずっとおとなしかったです。このままおとなしい性格のまま育つのだろうと思っていました。
が、この後予想だにしないことが次から次に待ち受けていたのです、、、