前回の、
「娘が療育に通うことになったきっかけ⑨」の続きになります。
数ヶ月も間が空いてしまうことがほとんどですので、色んな意味で気まぐれ更新です。
バタコのマイペースっぷりについてくるのが可能な方だけお読みいただければと思います🙏
二語文を話したという思い込み
バタコは毎日、2語文の声かけを続けた結果、1ヶ月後の2歳1ヶ月の時に、娘が朝食のバナナを食べながら『バナナおいしい』と初めて言いました。
それは本当に突然のことでした。
娘の発した言葉を聞いて、バタコはすぐさま母子手帳を取りにいきました。
バタコは、娘がニ語文を話したら、母子手帳に丸をつけようと毎日思い続けていました。
母子手帳の「2語文話せますか」の質問に丸をつけることを心待ちにしながら、1ヶ月間、ひたすらに娘に2語文の声かけを続けてきたのです。
ようやく、ようやく丸を書ける、そう思ったのですが
「娘が喋ったのは本当に2語文、、、?」という小さな疑問もあったのです。
でも、、、でも、、、
バタコはためらいながらも、えいやっという気持ちで「2語文話せますか」を丸で囲みました。
そして、母子手帳を閉じてすぐに母子手帳ケースにしまい込み、デスクの引き出しにしまい込みました。
今から思えば、母子手帳を自分の視界から見えなくすることで、「2語文話せますか」から逃れたかったのだと思います。
この、「見えなくなれば大丈夫」と言うのは、バタコ特有のものかもしれません。
2語文を話せるかと言うことについて、母子手帳に丸をつけたことで自分の中でとりあえず完結させた。
けれど、実際は娘がニ語文話せたのかという問題自体は消え去っていないのです。それにも拘らず自分に暗示をかけていたのでした。
娘が療育に通うことになったきっかけ⑩のまとめ
バタコはためらいながらも、「二語文を話せますか」という質問に「はい」と丸をつけました。けれど、これ、本当に「はい」に丸をつけていいのかなという疑念がありました。
娘は確かに「バナナおいしい?」といったし、翌日も翌々日もバナナを食べるたびに「バナナおいしい?」というようになったのは確かです。
しかし、その2語文にバタコは何か違和感があったのです。
けれど、バタコは、もう二語文のことで迷うのが嫌でした。バタコは、娘が二語文を話せないという事実を認めたくなかったのです。
「娘は二語文を話したんだもの。これでいいんだ」と自分に言い聞かせたのでした。
今思えば、この言い聞かせに何の意味があったでしょうか。
次回に続きます。