コロナウィルス感染症拡大による影響のため、1年以上遅れていた
『二月の勝者』のドラマが、2021年10月にようやく待望の放送開始になりましたね。
ドラマ放送を心待ちにしていた『二月の勝者』原作ファンの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、『二月の勝者』ドラマ編の第1話のネタバレ、あらすじを書いていきます。
原作と違う箇所も注目していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ネタバレが嫌な方は読むのをストップしてくださいね。
2月の勝者 ドラマ 第1話冒頭
桜花ゼミナールで保護者説明会が開かれています。
- 中学受験にお金がこんなにかかるとは思わず、教育ローンを組んだ。時給のいい深夜のバイトを始めた。
- 夫は受験に反対こそしなかったものの、ほとんど私にまかせっぱなしだった。なのに不合格になった途端、「お前の遺伝子のせいだ」と言われ、現在離婚調停中である。
などなど、黒木は、ネットに寄せられた中学受験に失敗した親の悲痛な叫びを淡々と読み上げていきます。
「日本はこれから経済格差が広がり、搾取する側とされる側が顕著になってくるでしょう」
「中学受験は甘くはない。覚悟が決まらない方はこの場を去っていただいて結構です」と黒木がいうと、
多数の保護者が顔を見合わせ、立ち去ろうとします。
そこを、社長が、
「実はこの黒木先生は、あのルトワックで10年連続No.1講師の経歴を持っています」とその場を諫め、
本年度から黒木を桜花ゼミナールの校長に迎えたと紹介します。
保護者達は、エリート塾出身の黒木を尊敬の眼差しで見つめ、立ち去るのを辞めて席につきます。
その黒木を複雑な表情で見つめているのが、佐倉麻衣(井上真央)でした。
原作の佐倉先生は新卒だったけど、ドラマの佐倉先生は一度教師を辞めている設定です。
原作の佐倉先生は、空手指導の経験もあり、ハツラツとした性格ですが、ドラマの佐倉先生はおとなしそうな雰囲気です。
黒木と佐倉の最悪な出会い
実は、佐倉は黒木が桜花ゼミナール吉祥寺校に着任する前に、偶然出会っていたのです。
桜花ゼミナール研修中の佐倉は、その年の2月、とある中学受験の入試会場前に生徒の応援に駆り出されていました。
そこに桜花の塾生の木下君が「湿度の求め方はどうやってやるんだっけ」と、慌ててやってきます。
佐倉は理科の専門ではないので、とっさに分からず、スマホで調べ始めます。
すると、降りしきる雪の中、傘もささずにいた黒木はすんなりと公式を答えます。
続けて、木下君は「じゃあ水溶液は、濃度は溶けているものの重さを水溶液の重さで割って100をかける」で
いいんだっけと聞くと、安心させるようにうなづく黒木。
そして、「大丈夫。この学校は水溶液の問題は出るけど水蒸気の問題はほとんど出ない」とキッパリといいます。
木下君は安心して受験会場へ入って行くのでした。
湿度の求め方?そんなの習った記憶ないんだけど(;゜0゜)小学校の理科の範囲にあるのかしら?
応援を終えた佐倉は、助けてくれた黒木にお礼を伝えます。
「研修中の講師を応援に送り込んで、受験生をパニックにさせるなんて、桜花ゼミナールのやることは全く理解できない」と佐倉を突き放すように呟き、去っていくのでした。
原作では、佐倉は自分の無力さを感じるものの、黒木からこのような台詞は言われていません。
あの黒木が桜花ゼミナール吉祥寺校の校長に着任
後日、佐倉は研修を終え、晴れて桜花ゼミナールの講師になります。
社長(岸田一徳)は佐倉のことを公立中学の教師の経験を持つ即戦力だと褒め称え、佐倉に自己紹介を促します。
ところが、「子どもたちの合格のために一生懸命、、、」と自己紹介する佐倉を、
黒木は「ここにいる全員の経歴は全て頭に入っているので自己紹介は時間と労力の無駄だ」と遮るのです。
そして、「この吉祥寺校がなぜ1人も御三家に合格者を出せなかったのか」について説き始めます。
「合格に必要なのは父親の経済力と母親の狂気です」といい、
黒木は最後に、「この後の保護者説明会では、金脈をゲットする最大のチャンスだ」と言い放つのでした。
塾生の前で、君たち全員を志望校に合格させると宣言
黒木は新6年生の教室に行き、受験生を第一希望に合格させるためにやってきたことを宣言します。
「全員受かるわけがない」とどこか小馬鹿にしたように呟いたのはΩクラスの島津順(羽村仁成・ジャニーズJr.)でした。
黒木は
「頭で考えただけでは不可能なことも、実際やってみないとわからない」
「不可能を可能にする。それが中学受験です」と言います。
黒木に生徒は狐につままれたような顔で、うなづき、オープンテストが始まります。
このテストの成績でΩ、A、Rのクラス順が決まる。小学生にはシビアな試験です。
一方、講師室では、佐倉含む講師達が、オープンテストの点数をつけています。
しかし、塾生達のテスト結果は芳しくありません。
佐倉は「6年生のこの時期にこの点数なんて、、、」と困惑な表情を浮かべます。
そこに黒木が入ってきて、
「今の点数はそんなもの。それよりも新規顧客の獲得が大事、親はスポンサーであり、ネギを背負ってくる鴨、金のなる木です」と高らかに言います。
ますますあきれ顔の講師たち、、、
終業後、佐倉を同僚の桂が夕飯に誘います。
誘われてやってきたのは、ボウリング場でした。
そこでは、自前のユニフォームを着込んで、ボウリングに張り切る橘もいました。
桜花ゼミナール吉祥寺校の講師達の溜まり場のようです。
佐倉はそこで日替わり定食を美味しそうにパクパク食べるのでした。
このボウリング場は完全にドラマオリジナルです。ボウリング店主も原作には登場しないキャラクターなので今後が楽しみですね。
ルトワックの講師が黒木を敵視!?過去に何があったのか
一方、エリート塾のルトワックでは、御三家に合格した保護者達がエリート塾講師の灰谷純(加藤シゲアキ)にお礼を言っています。
保護者の1人は「妹もいるからさっそく四年生クラスに入塾させます」と目を輝かせて話します。
下の子も中学受験!?どんだけ金がかかるんだ〜
仕事を終えた黒木が桜花ゼミナールから出てくると、ルトワックの灰谷が声をかけてきます。
桜花ゼミナールとルトワックは近くにあるようですね
灰谷は黒木に、いくら金をつまれたらルトワックの生徒を裏切ることができのかと尋ねます。
黒木はその質問には答えずに去ります。
ボウリング場でも、橘や他の講師が黒木がルトワックをどうして辞めたのかについて盛り上がっています。
黒木先生がルトワックを辞めた理由、、、?何やら裏がありそうです🕵️♀️
そして1週間後。
桜花ゼミナールはΩ、A、Rの3クラスに分けられました。
佐倉はRクラスの担任になります。
Rは最下位クラスなので、カリキュラム通りに進めればオーケイだと話す黒木。
一方、Ωクラスは御三家を目指す成績トップ集団クラスです。
Ωクラスの担任となった橘は御三家に合格するのは、生徒に努力と情熱だと盛り上げますが、生徒の反応はイマイチです。
最下位のRクラスは漫画を持ち込んだり、テキスト忘れたり、携帯が鳴ったりと緩い雰囲気です。
そして、テストをさせますが、Rクラスでは問題が分からずにぼーっとする生徒もちらほら、、、
塾生達は高い受講費を払ってきているのに、これが現実かと悟る佐倉でした。
勉強をとるか、スポーツをとるか
オープンテストを受けにきていた三浦佑星の母が塾にやってきます。
三浦佑星は偏差値40で、なんと桜花ゼミナール吉祥寺校の最下位だったのです。
母親は佑星が偏差値40であることに驚愕し、
「佑星は学校で成績がクラスでもトップ。周りからも中学受験を勧められ、桜花ゼミナールのオープンテストを受けにきた。佑星に見込みはあるのか?」と佐倉に詰め寄ります。
答えにつまる佐倉、そこに黒木が現れ、偏差値40は全く問題ないと母親に伝えるます。
「首都圏の中学受験するのは全体の2割。その中で偏差値40が取れているのは、一般的な偏差値の60に相当する」
と話す黒木に、母親はホッとしたような表情を浮かべます。
へえ、偏差値40って確かに相当低いイメージだけど、中学受験の偏差値は基準がちがうんだね。これは中学受験経験してないとわからない事ですね。
その佑星は、塾の休み時間にサッカーボールで練習をしていました。
「感覚がにぶらないように毎日サッカーボールをいじっていた方がいい」と父親から言われている佐倉に話します。
佑星の父親はサッカークラブのコーチです。
佐倉は「勉強もサッカーみたいに頑張れるといいね」と励まします。
中学受験とプロサッカー選手、どちらが確立が高い?
なんと、翌日、三浦佑星の父が佐倉の発言に怒り心頭でやってきます。
佑星の父親は佐倉が佑星を励ましたことで、佑星がサッカーをやめると言い出した、
だから「塾を辞めさせる」と息巻いてやってきたのです。
黒木はそれを聞いて、ニヤリと笑います。
「ATMからお金を引き出せるか、ここが正念場だ」という黒木に佐倉は戸惑います。
ATMって、、ダイレクトな表現しますね💸
いよいよ塾にクレームにやってきた三浦の父親。
小六の伸び盛りにサッカーを辞めさせることは勿体無い。大体偏差値40なんて、俺たちが思っていたより佑星はずっと平凡だ」と父親はいいます。
そんな父親に黒木は
「確かに佑星さんは平凡です。しかし、凡人こそ中学受験すべきです」と話すのです。
自分の子を平凡だと言われて、流石に血色ばむ父親に、
佑星さんはサッカーのプロを目指しているのかと聞きます。
父親は、今後の努力次第でプロになれる可能性はあると答えます。
黒木は今後の努力次第で、難関校に合格できる可能性があると返すのです。
父親はそんな黒木に対して、「偏差値40なら中学受験より、サッカーのプロになれる可能性の方がずっと高い」と負けじといいます。
黒木はそんな父親に、佑星と黒木でリフティングの勝負をすることを提案するのです。
佑星はリフティングを粘りますが、黒木に歯が立たず負けてしまいます。
この佑星役の子、普通にサッカー上手なことにびっくりした。リフティングわざと失敗するのも原作通りに演じてたし、ただもんじゃなさそう。
ちなみに、佑星役はこちらの子です⬇️
三浦佑星役の #佐野祐徠 くん⚽️
— 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) October 16, 2021
本当にサッカーがものすごく
得意なんです💪✨
リフティングのシーンでは
何度も何度も粘ってました🥺
サッカーを一度お休みして
勉強に力を入れると決意🙌
ここからどう成長していくのか
一緒に見守ってくださいっ🤗#二月の勝者 #柳楽優弥#中学受験 #黒木先生 pic.twitter.com/lykha0GRY3
黒木は佑星によく粘ったとねぎらい、教室に戻るように伝えます。
そして、父親に佑星がプロを目指すレベルではないと冷静にいい、
勉強は努力に対するリターンは、スポーツのそれよりも大きいと続けます。
父親は黒木に高校受験でサッカーの強いとこを目指せばいい
と言い返しますが、
黒木は「高校入試のためにサッカーを中断することは構わないのか」とさらに詰め寄ります。
そして佑星の未来のために一緒に頑張りましょうとにこやかに父親に伝えるのです。
父親は答えずにその場から帰ってしまいます。
そんな父親の態度は気にせず、黒木は淡々とリフティングを続けるのでした。
もちろん黒木先生のリフティングもお見事です!なんとスタントなしだったそうですよ
うますぎてノースタント。
— 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) October 16, 2021
助かりました!#二月の勝者 #柳楽優弥 https://t.co/Nc4hrpkdKf
父親は「今日、頑張ったな」と佑星を褒める。
今は中学受験をさせたほうが佑星の為になるのかもと呟くのです。
翌日、三浦家から正式に塾の申し込みが入るのでした。
佐倉は、黒木に佑星の件に
「あの子(佑星)の将来を考えて言ったんですね」ついてお礼を言います。
そんな佐倉に黒木は、佐倉が何もわかっていないと突き放したようにいい、帰っていくのでした。
佐倉麻衣の過去とは
佐倉は、かつて公立中学校で、ダンス部の顧問をしていました。
そんな折り、キャプテンを務めていた女子が名門高校の特待生推薦を受けるチャンスに恵まれます。
しかし、ダンス部にとってはそのキャプテンのソロパートが絶対不可欠の決勝日とが推薦入試の日と重なってしまいます。
佐倉はキャプテンに推薦入試を受けさせることを決行します。
その結果は、、、
そこに佐倉が教師を辞めた大きな理由がありそうです。
『二月のドラマ』第1話が気になる方はチェックして見てくださいね。
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— 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) October 17, 2021
💮#二月の勝者 復習動画💮
第1話を5分で復習📝
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黒木先生の刺さる言葉
子供たちの熱演を
もう一回見たい方は、是非🙌
✏️第1話復習
➡️https://t.co/yHUGIkRUHf
📚ドラマ全編見たい方はTVerで🙌
➡️https://t.co/LdCjbjEPzK#黒木先生#柳楽優弥#佐倉先生#井上真央#灰谷先生#加藤シゲアキ pic.twitter.com/05rqf7BQq0
「二月の勝者」第1話を見逃してしまった方は、huluでも見ることができます。
※2021年10月現在の情報ですのでご注意ください。
『二月の勝者』ドラマ 第1話のネタバレと感想のまとめ
いかがだったでしょうか。
二月の勝者のドラマ版1話のネタバレと感想、原作との相違点について詳しく書きました。
中学受験については、以前の記事でも書きましたが、1話では、お金がかかること、そして佑星のように、スポーツと勉強の両立は中学受験には不向きであること、塾はサービス業であることが描かれていましたね。
バタコは、上記の記事でも書きましたが、中学受験の経験はないので、この二月の勝者で初めて中学受験について知りました。
バタコは大学生の時に塾講師のバイトをしていたことがあるのですが、そこは中学受験塾ではなかったので、どちらかというとのんびりした雰囲気でした。
けれど中学受験専門の塾ではここまでハードなことをしているんだなと感じました。
成績順でクラスが分かれるとかいうのも、なかなかシビアな世界ですよね。
それでも、『二月の勝者』ドラマ版のRクラスは、なんだか楽しそうだな、なんて思ってしまったりもします。
受験勉強することが必ずしも苦である必要もないですしね。
中学受験というバタコの知らない世界が、ドラマでどう表現されていくのか続きが楽しみです。