小学校入学前までにできていたほうがよいことのひとつとして、
時計を読めるようにしておいたほうがよいということをよく耳にしますよね。
実際、小学校に入学してからは時間割で各教科の授業時間が決まっていますし、休み時間や給食など、とにかく時間で区切られています。
そのため、入学前に時計を読めるようにしておきたいというママ、パパは多いのではないでしょうか?
幼稚園や保育園で時計の読み方を教えてくれるところもあるようですが、それでもなかなか時計をよむことが難しいお子さんもいるかと思います。
実際、うちの娘も幼稚園である程度時計について学ぶ時間があるのですが、年長に進級しても全く時計が読めるようにはなりませんでした。
そのうち自然に読めるようになるかなあと淡い期待があったのですが、それは甘かったようです。
そこで一念発起して小学校入学前までに時計を読めるようにしたいと思い、購入した絵本やワークについてご紹介します。
お子さんに時計を読めるようにしておきたい方や、時計に興味を持ってもらいたいママ、パパがいたらぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは子供の好きな絵本で時計に興味をもってもらう!
時計を読めるようにしたいと考えた時、最初からお勉強っぽくなると娘は時計を読むことが嫌になってしまうかもという恐れがありました。
それは避けたかったので、娘は絵本が好きなのでまずは時計に関する絵本を図書館で探してみました。
すると、図書館の時計に関するコーナーにバタコも見覚えのあるものが、、、
そう、まついのりこさんの
『とけいのほん』です。
就学前の娘に時計の絵本を探していたら、まさか、自分が子どもの頃読んだ、まついのりこさんの
『とけいのほん』に再会するとは思ってもみませんでした。
こちらは1973年に福音館のペーパーバック絵本として発行されたもので、福音館の幼児絵本としては初版1993年です。
現在アラフォーのバタコはこの絵本を4歳頃に読んだ記憶があるので、1973年発行の福音館のペーパーバック絵本のほうを読んだのだと思います。
(4歳の時にバタコの家は引っ越しをしまして、引っ越し前の家でこの絵本を読んだ思い出があるので覚えていました)
年々、物覚えが悪くなっていくのに、昔のことは鮮明に覚えているから不思議なもんですねえ。
おっと、話がそれました。
の両方がおいてあったので2冊とも借りました。
以前、
関数が絵で分かる!数学嫌いにお勧め『はじめてであうすうがくの絵本』
の記事でも書いたのですが、バタコは基本的に、最初は子どもが読む絵本はなるべく図書館で借ります。そして、子どもが実際に気にいってもっと読みたいと強く希望したら書店で購入することにしています。
絵本を最初に親の目線で購入しても、子どもが気にいらなかったらもったいないので、、という現実的な理由からです(笑)
さて、さっそく家に帰って娘に読んでみたところ、娘は大喜びでくいつきました。
「短い針はちび、長い針はのっぽ、そこにどんぐりぼうやがやってきて、、」という登場キャラクターがシンプルでわかりやすいのが娘の心をゲットしたようです。
なので、購入決定しました。
下の子も時計に興味を持つようになった
ちなみに、3歳の息子もこの絵本がかなり気にいりまして、時計に興味をもつようになりました。
我が家では、「おやつの時間は3時」ということにしているんですが、それまでは息子は3時ということを理解できていなかったんですね。
でも、まついのりこさんの絵本の効果もあったのか、家のアナログ時計が3時になると
「おかあさん、もう3時になったよーおやつは?」
とバタコに催促してくるようになったのです。
それまでは3時におやつだよといってはいたものの、実際にはバタコの都合で3時をすぎてしまったりしていたのです。
けれど子どもが時計を読めるようになったため、親であるバタコも必然的に時間を守るようになりました。
一石二鳥!といいたいところなのですが、、
バタコが3時に他のことをしている時に「ちょっと待っててー」と言い訳ができなくなってしまったので、
困ることも、、、(笑)
ちなみに、まついのりこさんには娘が小学1年生になってからも実はお世話になっています。
小学1年生からは漢字の学習が新たにはじまったのですが、家での漢字練習として、
『となえて書く漢字練習ノート小学1年生』を購入しました。
まついのりこさんが絵を担当して、漢字の成り立ちをイラストでわかりやすく描いてくれていて、娘も気にいっています。
こちらも、
『とけいのほん』と同じく長年に渡りベストセラーです。
ひたすら漢字を練習するタイプの漢字ドリルだったら娘も続けることができなかったと思うので、
親しみしみやすい、まついのりこさんの絵が全てのページに描かれている
『となえて書く漢字練習ノート』を購入して正解でした。
1日1歩 スモールステップ時計ワークシート
まついのりこさんの
で時計に対して親しみをもってもらうというファーストステップの後に進んだのは、
合同出版から発行されている
こちらのワークは本屋さんで偶然目にして、実際に中身を確認して、
これなら無理なく確実に時計が読めるようになりそう
と直感的に思い、即購入しました。
実はこれを購入する前に、公文から出ている市販の時計ワークも購入したのですが、娘は嫌がることなくワークをするものの、実際に時計を読むということに積極的にはならなかったのです。
(※あくまで娘の場合です)
そのため、別のものをと考え本屋で探したところ、スモールステップで時計を読むことについて段階的に取り組むことのできるこの
に決めました。
このワークの著書の佐藤義竹さんは筑波大学付属大塚特別支援学校支援部教諭をなさっています。
ワークの特徴のひとつとして
スモールステップで時計の学習を進めることができるように構成されています。段階的に学習を進めることで、「わかる!」「できた」という達成感を感じ、「つぎもがんばれそうと学習を継続できるように課題を配置しています(以下略)
引用元:1日1歩スモールステップ時計ワークシート 3ページ
と書かれています。
以前も書いたとおり、娘は年少時に自閉症スペクトラムの診断を受けています。
とりわけ、苦手意識が強い傾向にあります。そのこともあり、
この
娘にとって達成感を積み重ねていく、ということが目にみえて実感できるので親としても本当にありがたいです。
著書の佐藤さんもワークの最初に
時計を読むためには、たくさんの知識が必要になります。時計の学習をはじめたものの、「もういやだ」「わからない」と自信をなくし、時計に苦手意識をもってしまう子どもたちがいるのも無理からぬこともしれません。
時計の学習を進めるポイントは「わかる」「できた」という実感を積み重ねていくことです。(以下略)
引用元:1日1歩スモールステップ時計ワークシート 3ページ
と書かれています。
この文章を読み、本当にそのとおりだなと思いました。
もちろん、難なく時計を読める子もたくさんいます。
バタコは時計を読めるというのは何の自慢にもならないと考えているので、あえて書きますが、自分も幼少期、時計を読むのに特別苦労した記憶はありません。
小学校の算数セットに時計が入っていた記憶はあるので、1年生の授業で十分身についたのだろうし、家で時計のワークとかしたことはありません。
けれど、全ての子がそうじゃない。
これは親になってあらためて気づかされたことです。
このワークのタイトルにもあるように、1歩ずつすすんで時計の学習と向き合う娘を親としてこれからも応援していきたいです。
まとめ
小学入学前の準備のひとつとして、
今回は時計をよめるようにしたいというテーマでおすすめの絵本とワークについて書きました。
まついのりこさんの
は、ロングセラーだけあって子どもの心をひきつける魅力がいっぱいです。
バタコも子どもの頃、この絵本で時計に興味を持ったので、3歳ぐらいからでも十分楽しめる内容になっています。
そして、娘が毎日取り組んだ
は、数字の読み書きができることが前提になるので、5歳、年長のお子さん向きかなと思います。
が、時計に興味があるお子さんならもっと早い段階でトライしてもよさそうなワークです。
追記
今回、入学前の準備として時計をよめるようにしたいというのも理由の一つですが、
娘自身のためにも時計をよめるようになったほうがいいなと考え、上記の教材を選びました。
娘は見通しがつかないと不安感を抱く傾向が強いです。
娘の通っている療育でも、時計が読めるようになると見通しがつきやすくなるというアドバイスをいただいていました。
そういった理由もあり、親として時計の学習を小学校前までにすすめたいなという気持ちがより強くあったのです。
娘の生活の中に時間が組み込まれることで、少しずつですが確実に娘の不安感は薄まっています。
なので、入学前にこの
に出会えてよかったと個人的に著書の佐藤義竹さんに感謝しています。
このワークへの取り組みの経緯を詳しく上記の記事でまとめていますので、ご興味あったらぜひご覧くださいね。
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] このワークは娘にぴったりだ、と前回の『小学校入学前までに時計を読めるようにしたい!』で書いた時と同じ気持ちになったのです。 […]
[…] 以前、『小学校入学前までに時計を読めるようにしたい』という記事で、 […]
[…] 繰り上がりのたしざん、繰り下がりのひきざん、アナログ時計の読み方(以前の記事参照)などもできるようになりました。 […]