子どもには、できれば数学を好きになって欲しいですよね。
そのために、幼児期から数字などの知育活動に取り組むおうちの方もいらっしゃると思います。
けれど、教材や絵本、ドリルなどたくさんの種類があって、どれを購入して良いか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?
そこで、今回は、幼児期から数学を絵本で学ぶことができる
についてご紹介します。
子どもだけでなく、大人が読んでもとても
興味深い内容になっています。
今まで購入した絵本の中で
ベスト3に入るくらい気にいったので、詳しく書いていきます。
子ども向けの数学に関する本に興味のある方がいたらぜひ参考にしてみてくださいね。
はじめてであうすうがくの絵本に子ども達が予想外の反応
この本は最初は図書館で借りました。
子どもコーナーの数や算数のコーナーのところに置いてあったのです?
タイトルにひかれてなにげなく手にとってみたんですが、パラっとページをめくっただけでも興味をかなりそそられたので、借りてみたんです。
最初は「仲間はずれ」を探すところから始まります。
よく、幼児ドリルにある
「この中でひとつだけ違うものがいます、どれでしょう?」
というようなイメージです。
タイトルにもあるように「絵本」というだけあって、絵がメインになっているのですが、作者の安野さんの独特な描写にうちの娘と息子はくぎづけになりました。
大人でも、「この正解はなんだろう?」と気になる問題も多いのですが、答えは掲載されていないのです。
それゆえに、余計に深く追求したくなってしまう絵本です。
子供も毎晩「これ読んで―」と言ってきます。
正解がはっきりと分からないページも多いので子どもは何度も何度も読みたがります
1冊の本がぶ厚く、寝る前にすべてを読みきれないこともあるので、テーマごとに読むこともあります。
3歳でもわかる数学の絵本
図書館で借りてきた初日から、まず長女がこの絵本を気にいりまして真剣な表情で読むようになりました。
絵がメインなので、読むというか見るという感じですが、
たとえば最初の「仲間はずれ」のところなどは、
3歳の息子もすぐに理解できたようで、
「これ!これがなかまはずれだよ」と得意げに指さすようになりました。
最初は
だけを借りたのですが、
(※下記の画像は楽天よりお借りしています)
はじめてであう すうがくの絵本1 (安野光雅の絵本) [ 安野光雅 ]
子どもたちがとても気にいったので、
図書館でその続編の
と
(※下記の画像は楽天よりお借りしています)
はじめてであう すうがくの絵本2 (安野光雅の絵本) [ 安野光雅 ]
もあわせてかりました。
(※下記の画像は楽天よりお借りしています)
はじめてであう すうがくの絵本3 (安野光雅の絵本) [ 安野光雅 ]
3冊とも子ども達が気に入りましたので、
図書館に返却後、全3巻をセットで購入しました。
とりわけ、
『はじめてであう すうがくの絵本1』の内容は、「なかまはずれ」探しから始まるので、2、3才くらいのお子さんでも絵をみるだけで楽しめる内容です。
関数が絵だけで理解できる絵本
の最初に「ふしぎなきかい」というのが出てくるんですね。
その「ふしぎなきかい」のページで、とある箇所を何気なく夫にみせたんです。
「へえ、このページは
y=2xということを絵だけで表現してるんだな」
とつぶやいたんです。
恥ずかしながら私は
「ん?ワイイコールニエックス?、、、何のことだっけ」
と聞き返してしまいましたよ。
y=2xなんて中学の数学で聞いたことあるけど、
一体何のことだったかすっかり忘れています(汗)
中学の数学が普通にできる人にとっては恐らく何てことはないのでしょうが、私みたいな数学大嫌い人間からすると、
y=2xなんて呪いの記号のようなものなのです。
そんな私に、旦那が絵本の内容ともに説明してくれたので、
今さらながらy=2xというものを、
を通して、生まれてはじめて理解できたのでした。
中学生の時に数学の教科書にy=2xと書いてあったような気はしますが、
当時、数学の授業でグラフとともにそれが書かれていただけでした。
当時の私はy=2xそのものが理解できていないので、グラフで「これはy=2xのグラフだ」と説明されても、
ちんぷんかんぷんでした。
「y=2xってそもそも何なのよ」
と思っていたのですが、恥ずかしくて誰にも聞けなかったのです。
けれど、この安野さんの絵によって、生まれてから40年近く経て
はじめてy=2xってこういうことだったのかと絵本を通して理解できました。
1度そのことが理解できると、その後のページに出てくる、
同じ「ふしぎなきかい」の箇所を見たところ、
この絵が一次関数y=x+1が絵で表現されていることに自分で気づくことができたのです!
はじめてであう すうがくの絵本2 (安野光雅の絵本) [ 安野光雅 ]
(※上記の画像は楽天よりお借りしています)
1次関数について、自分で初めて分かった瞬間というが本当に感動ものでした。
中学の時、授業で聞いても、家に帰って教科書やノートを何度みても、
y=x+1なんて理解できなかったのに、
この絵本を通して瞬時に理解できたのがとても嬉しかったです。
まさに目から鱗を経験を通して実感しました。
この絵本の作者安野さんが、中学生の頃の私の数学の先生であったなら、きっと数学がもっと好きになっていただろうなと思います。
子どものころに出会いたかったなと思う絵本
繰り返しますが、バタコはとても数学が嫌いでした。
この世で嫌いなものは数学と納豆というくらいでした。
どちらも私にとっては鼻つまみたくなるくらい苦手でして(全国の納豆農家さんごめんなさいそそ、うちの子どもは納豆大好きです!)
けれど、この
をこども向けに購入したら俄に親であるバタコ自身が数学が面白く感じるようになりました。
子どもの頃、自分がこの絵本に出会っていたら、算数や数学に対するアレルギーがなかっただろうなと、ちょっぴり、いやかなり残念に感じます。
初版は1982年なので、アラフォーの自分がこどもの頃、この本は当然出版されていたのですが、図書館とかで見たことはなかったですよね、残念。
おそらくバタコに子どもがいなかったら、この絵本の存在を知ることもなく、数学は嫌いなままだったなと思います。
まとめ
バタコは小学4年生くらいから、算数が難しいと感じるようになり、そこからどんどん苦手意識が出てしまいました。
中学に入る頃にはすっかり数学というか数字そのものが嫌いになってしまいました。
けれど、そのことによって人生の選択肢を自ら狭めてしまいました。
だからこそ自分の経験からも苦手な科目はなるべくなら作らないほうがいいなと感じています。
我が家の子供たちが子供が今後どんな選択をするのかまだわかりませんが、
数字や図形に苦手意識をもつよりも、むしろそれをどんどん理解し楽しんでもらえたらなと思います。
その一つのきっかけとして、
が役立つ1冊になってくれるはずです。
私がこの絵本を通して、1次関数が生まれて初めて理解できたその喜びを自分の子どもやより多くの人たちに経験してもらえたら嬉しいです。
学ぶということは、苦手なものを作ることではない。
学ぶということは、よりよい未来をつくっていくこと。
目をまるくして
を読む我が子達にそう願っています。
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