自分の子が、他の同年齢の子と比べて言葉が遅いと心配になりますよね。
バタコも実は長女が2才の時そうでした。2才の誕生日を迎えたのに、2語文を話せなかったんです。
「女の子は言葉が達者」というイメージがありますし、実際に周りでもよく喋る女の子が多いです。
男の子で言葉が遅いというのはよく聞く話ですし、実際1歳半健診で言葉が全く出ていない男の子でも2才にになったら急にしゃべりだすようになったということはママ友からもよく聞いていました。
でも、女の子でそういうことはあまり聞きませんでした。(あくまでバタコの周囲においての話です)
2才で2語文が出なかった長女について、
親として悩んだこと、具体的にした行動、現在の長女(5歳)の状況などを詳しく書いていきます。
言葉が遅い子について悩んでいるママ、パパがいたらぜひ読んでみてくださいね。
1歳の時は単語がたくさん出ていたので安心していた
娘の場合、1歳の時は単語が少し出ていました。
「パン」や「バナナ」「アイス」などのいわゆる1語文ですね。
1歳半健診でも、発語について書く欄がありますが、そこに書いてある複数の単語の名前をみて保健師さんからは
「単語もかなり出てますし大丈夫」と言われ健診は普通にパスしました。
よくかんがえると、単語は20語程言えるものの、その場で指差しは全くできなかったのですが、バタコが当時長女の1歳半健診にいったときはそこは問題視されませんでした。
この指差しについてですが、自治体によって対応は異なり、指差しができないと経過観察になる自治体もあるそうです。
ただ、以前ブログで書いたことがありますが、長女は1歳~2才半までとてもおとなしい子でした。
その為当時の担当保健師さんからみて
「落ち着いてるようにみえた」ので
特に健診でひっかからなかったのかもしれません。
1歳半健診で指さしできるかどうかはその時の子どもの調子によって異なるところもあると思います。
実際、習い事が一緒だったママで、長女と同じ月齢の男の子は、1歳半健診で指差しも発語も全くなかったと聞きました。
その場で「2才になったら保健所から連絡するので様子を教えてください」と言われたそうです。
そして、2才になったら保健所から電話がかかってきましたが、
その時には彼は2語文も出て、指差しもできるようになっていたので問題なかったとのことです。
2才という年齢が判断基準のベースになっている自治体も多いかもしれませんね。
2才になっても2語文が出ない我が子にあせる
バタコの娘は、1歳から2才後半まで性格的におとなしく手がかからない子でした。
0才の時も、寝返り、ハイハイ、歩くなども母子手帳通りの発達でした。
離乳食もよく食べましたし、いわゆる癇癪などは一切なく、特に子育ての悩みを感じることはなかったのです。
「2才で2語文が出ない」ということがバタコが初めてぶつかった子育ての壁だったのです。
2才の誕生日を迎えた当日、母子手帳の2才の箇所にある
「2語文は出ますか」という欄に
バタコは、「いいえ」にチェックをすることがなかなかできませんでした。
「2才1か月目には2語文出ているかもしれない」と思い
「2語文は出ますか」という質問のみ空欄にして母子手帳は閉じてしまいました。
そして2才の誕生日翌日から
「バナナおいしい」「パンおいしい」という言葉を、長女に言い聞かせるように毎日バタコは話しかけました。
長女は「パン」や「おいしい」という一語文なら話せたからです。
バタコからすると、「パン」と「おいしい」は言えるのだから、
それを続けて言い聞かせれば、すぐに2語文は話せるようになるだろうと思いこんでいたのです。
後から分かったことですが、少なくとも言葉の専門家でない限り、素人が言葉の遅い子に2語文話させようとしてもそれは意味がないことでした。
でも、当時のバタコは必死でした。
長女が2才になっても2語文を話せないことに、あせり、悩み、何とか話せるようになってほしかったのです。
バタコはまるで機械のように
長女に「バナナおいしい」「パンおいしい」と言い続けました。
それで1か月後どうなったかというと、、、、
結果、長女は「バナナおいしい」は言えるようになりました。
けれど、それはバタコが必死に「バナナおいしい」と言い聞かせたのを真似しただけで、長女にとっては「バナナ(が)おいしい」ではなく、
「バナナおいしい」の一語文だったんです。
分かりやすく書くと娘の脳内では「バナナオイシイ」という単語としてしゃべっていたのです。
それは後々になって気づいたことで当時のバタコは、母子手帳の「2語文は出ますか」という欄に、「はい」に丸をつけました。
けれど、それから2か月、3か月しても娘から出るのはほとんど単語で、
それ以外は私が毎日レコーダーのように繰り返した「バナナオイシイ」と「パンオイシイ」だけでした。
バタコは、「なんでこの子は自然に2語文話せないんだろう」と大きなショックをうけていました。
そして、それから他の子とやたらと比べるようになりました。
同じ体操教室にきている子で、長女よりも数か月遅く生まれた早生まれの子がペラペラと2語文を話しているのをみて、
「ああ、なんであの子は2語文話せているのに、、」とはがゆく思いました。
そして、他に長女と同じくらいの子で言葉の遅い子はいないだろうかと、妙な仲間探しをするようにもなりました。(結局周囲には娘と同じような子はいなかったのですが)
他の子と比べ、同じような言葉の遅い子はいないだろうかと探しても見つからず、
バタコはネットで「言葉が遅い」と検索するようになりました。
すると、大体の記事で
「2才で2語文出てなくても、単語がいくつか出てるならしばらく様子をみてみましょう」というようなことが書かれていました。
「今は言葉をためている時期である可能性も多いです」
「3才になったら急にペラペラしゃべりだした」
という文章もよく目にする機会がありました。
けれど、その言葉にバタコは安心することはできませんでした。
当時、長女が2才の時は毎日のように「2才で2語文でない」「2才 言葉遅い」などというキーワードを検索していたように記憶しています。
もちろん、夫にも長女が2語文が出ていないことを相談しました。
夫は「長女は単語はかなりたくさん出てるんだから心配ない」とバタコの心配を取り合いませんでした。
そして
「バタコはできないことばかり気にしすぎだ。娘が今できないことより、今できることを褒めてあげるべきだ」と言いきりました。
そういわれると、確かにそうかもしれないなと思いました。
なんだか、娘の言葉の遅さばかりに注目しすぎているような気もしました。
それでも、バタコはやっぱり2才で2語文出ない娘のことが心配で、悩まない日はなかったのですが、、、
2才で2語文出ないことに悩み続ける毎日に、転機が訪れる
それから半年ばかり過ぎて、2才9か月になった頃のことです。
ようやく長女からいくつか自然な2語文がわずかですが出るようになりました。
喜んだのもつかのま、
こちらが「朝は何食べた?」という3語文の質問には全く答えられないので、相変わらず長女の言葉の遅さ、理解の遅さに悩む日々でした。
しかし、思わぬ転機がおとずれるのです。
それは、すでに生まれていた第二子の息子の授乳トラブルのことで、近くの助産院にある母乳外来を訪れた時のことでした。
私が助産師さんに母乳マッサージを受けている間(息子はバウンサーで寝ていました)、
娘は別室のプレイスペースで遊ばせていました。複数のスタッフさんが娘を見てくれていたので安心でした。
助産師さんの母乳マッサージが終わると、その助産院の院長から「娘さん言葉遅いの?」と開口一番言われたのです。
院長先生は、娘との細かい状況は言いませんでしたが、
どうやら助産師でもあるその院長先生が、私が別室で母乳マッサージを受けている間に長女に何か話しかけたようでした。
おそらく、院長先生の質問に娘はは何も答えなかったのだと思います。
バタコは、院長先生の言葉に衝撃を受けました。
自分では毎日長女の言葉の遅さに悩んでいたものの、このようにはっきりと第三者から指摘されたことはなかったのです。
(ママ友は当然娘が言葉が遅いと気づいていたと思いますが、気を遣って言わなかったのだと思います)
けれど毎日悩んでいたことは事実なので、バタコは「あ、はい。そうですね、、」と答えました。
すると院長先生は
「どこか相談はしてる?」と質問してきました。
「いいえ、、、。心配ではあるんですが、旦那が『単語が出ているから気にしなくていい』と言うので、、どうしようかと思ってはいるんですけど」と歯切れ悪くボソボソと歯切れ悪く答えていたら、、
すると院長先生は
「心配なら、かまえることなく区役所の子育て支援課でもなんでも相談しなさい!」とバッサリと言い切ったのです。
そして
「そういう子育て支援課とかはさ、専門の人がいて言葉が出やすい方法を教えてくれるんだからどんどん利用したらいいのよ」
と実にシンプルなアドバイスをしてくれたのです!
第二子の授乳のことで、母乳外来を受診したバタコでしたが、まさか長女の言葉の遅さについてアドバイスを受けるとは思ってもみないことでした。
区役所の子育て支援課に言葉の遅れを相談
母乳外来で院長のアドバイスを受け、一念発起し、バタコは帰宅後すぐに区役所の子育て支援課に電話をしました。
それから数日後にすぐに保健師さんと面談することができました。
そこで言葉が遅めであること、そしてそのことでイライラしてしまうことを素直に伝えました。
そのことは、以前、ブログの記事にも書いたのですが、バタコも、悩みすぎるくらい悩んで、時にはイライラし長女にあたりちらしたこともあります⬇️
その時のブログに書ききれなかったのですが、もともとは、母乳外来の院長先生の言葉がきっかけで区役所の子育て支援課に連絡したのでした。
そしてたまたまですが1件キャンセルが出たということで、その日に当番で来ていた臨床心理士さんに娘の発達についてみてもらうことができました。
長女はその場で簡単な発達検査を受け、結果を臨床心理士さんが教えてくれました。
「発達検査に関しては特に問題となるレベルではない。言葉の出方に関しては、この時期大きな個人差があるので他の子と比べる必要はありません。ただ、長女さんをみたところ、視覚優位の可能性もありそれが言葉の遅れにつながっているかもれません。念のため半年後に経過観察しましょう」
ということで、次回半年後にまた臨床心理士さんにみていただくことになりました。
専門の方に長女の言葉の発達について相談できたことで、
バタコはようやく長女の言葉の遅さに関して悩む毎日から、ようやく、少し抜け出すことができたのでした。
まとめ
長女が2才で2語文が出ないことについて悩んだ日々、そして最終的にそのことについて区役所の子育て支援課に連絡し臨床心理士さんにみていただいたことを書きました。
それから色々なことがあり、現在、長女は幼稚園の年長です。
今は夏休みですが家の中でうるさいくらいにおしゃべりしています。
自分の子が言葉が遅いということは、親としては本当に心配になりますよね。
区役所の子育て支援課に連絡したきっかけは、母乳外来での院長の言葉でしたが、それがなかったら、きっと今も悩み続けていたかもしれないと思います。
バタコは、それまでは言葉の遅い長女のことが悩みの種でした。それは、バタコが自分の物差しで長女の言葉の遅さを測っていたからです。
けれど、親が自分の物差しで発達具合を測ることはできませんし、してはいけません。悩むなら、専門家に発達検査なり診断なりをおまかせしちゃいましょう。
それはとても勇気がいることかもしれませんが、少なくとも、悩んで、ネガティブになったり、イライラして子にやつあたりするような、バタコのようになるよりずっと建設的です。
もちろん、言葉の遅さに悩みがなければ、専門家に相談する必要はありませんよ。
あくまで、バタコのように、言葉の遅さがどうしても気になって悩んでしまうママ、パパへ向けての話です。
バタコは、長女が2語文が出なかった時期に鬱々とイライラいっぱいになってしまって、その間、長女に対しても言葉がキツくなったりしてしまいました。
そのことをとても後悔しているので、自分のようになってほしくないです。
区役所の子育て支援課でもいいし、直接、療育機関に連絡してみる選択もあります。小児科の発達外来もあります。
ちなみに、場所にもよりますが、療育機関も小児科の発達外来もとても混んでいて予約がいっぱいで、初診が3か月後、半年後になってしまうこともあるようです。
その点では、区役所の子育て支援課などの窓口は、比較的スムーズに相談できるケースが多いと思います。
とても悩んでいるので、今すぐにでもとにかく相談してみたいという方は子育て支援課へ、
時間はかかってもいいから療育機関や発達外来で医師に診断してもらいたいという場合はそちらへと、
それぞれの悩みの度合いによって連絡する窓口を決めてもいいと思います。
大事なことなのでもう一度いいます。
我が子の言葉の遅さに悩んでしまう場合はまずは身近な専門の機関に相談しましょう。
長文、読んでいただきありがとうございました。
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[…] (その話は後日詳細記載します)→大きな理由となった出来事についてはこちら […]
[…] 娘の1才半健診については以前も書いたことがありますが(以前の記事はこちら) […]