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【ミスナカファン待望の映画化!】ドラマ最終回には高畑淳子登場

『ミステリと言う勿れ』が2023年秋に映画公開されることが決まりました。

『ミステリと言う勿れ』のドラマ版は2022年3/28に最終回が放送され終結しています。

『ミステリと言う勿れ』第11回では、ガロが愛珠の死の真相を握るジュートと初めて対面してそこで次回の最終回に持ち越されていました。

最終回予告では、なんと高畑淳子さんが出ることを知りとても驚かれた方もたくさんいらっしゃると思います。

毎回のスペシャルゲストはドラマファンにとって嬉しいサプライズでしたよね。

それと同時に

『ミステリと言う勿れ』の最終回で高畑淳子さんはどんな役どころなのか、、?と気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、『ミステリと言う勿れ』の最終回のスペシャルゲストであった高畑淳子さんやその周辺について、あれこれ書いていきます。

※詳しい内容にふれますので、ネタバレが嫌な方はここでストップしてくださいね。

目次

高畑淳子さんはどんな役を演じるの?

高畑淳子さんは、

『ミステリと言う勿れ』の最終回でサキという役を演じました。

このことは、ドラマの最終回予告シーンが流れて初めて知ったことです。

以前記事に書きましたが、

『ミステリと言う勿れ』は漫画歴30年以上のバタコを驚愕させました。

大好きな原作である

『ミステリと言う勿れ』原作のドラマの、しかも最終回で高畑淳子さんの演技をみることができるとは、心が震えるくらいの感激でした。

と言うのは、バタコは高畑淳子さんはものすごく好きな女優さんの1人なんです。

彼女をリアルタイムで初めてみたのは、確か

『3年B組金八先生』での養護教諭役だと記憶しています。

小娘のバタコは「この人、脇役?高畑淳子?初めて見る人だけど演技上手いな」と直感しました。(子どものくせに上から目線)

そして、次に高畑淳子さんを見たのはあの不朽の名作『白い巨塔』(2003)です。

金八先生から数年ぶりに高畑淳子さんの演技を見たのですが、そりゃあもう痺れましたよ。

こういう医学部教授の妻って本当にいそう、、、というくらい、東教授夫人である政子を熱演されていました。

シリアスなシーンなのに、あまりにも白熱しすぎてて、思わず笑いがこみあげちゃうくらい圧倒的な演技だったのです。

なお、東教授夫人の娘・さえこは矢田亜希子さんが演じました。

役柄上、高畑さんと矢田亜希子さんの共演シーンが非常に多かったです。高畑さん演じる東教授夫人のあまりの怪演に、当時矢田さんも笑いをこらえるのに苦労していたんじゃないかと、勝手に心配になるくらいでした。

例えば

「さえこさん!さえこさんちょっと!ねえ、くれない会に着ていく洋服どちらがいいかしらっ」と洋服をさえこに質問しておきながら、さえこの意見など聞かずに

「ああ、またくれない会の副会長を頼まれてしまうわあ。どうしましょルンルン」

と東教授夫人が勝手に一人で盛り上がってるシーンがあるんです。

その際、娘のさえこ(矢田亜希子)はひたすら戸惑った顔をしているんです。

全編通して、さえこが母親である東教授夫人とのシーンで笑顔のところを見たことがないのですよね。

きっと、東教授夫人が乗り移ったかのような高畑さんの名演技に、矢田亜希子さんは笑いをこらえるのに必死で困っていたのではないでしょうか。。

なお、『レディ・ジョーカー』でも矢田亜希子さんはキーパーソンである社長の秘書を演じていましたが、『白い巨塔』と雰囲気が同じで凛としていらっしゃいました。

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東教授夫人を演じられるのは後にも先にも高畑淳子さんしかいないと今でも思っています。

一時期は高畑淳子さんの演技見たさに

『白い巨塔』を見ていたようなところもあるくらいです。

同じ医学部教授夫人といえば、鵜飼教授の奥様を演じた野川由美子さんもそれはそれは見事な好演でしたね。

余命短い財前の見舞いにきた鵜飼教授夫人が、夫のタイムリミットを知らずにいる財前夫人に

『精一杯してさしあげてね。ここで後悔を残さないことが将来のためですわよ。

女の一生は男の一生よりも長いってことですよ』

と進言したあのシーンは今も頭にくっきりと刻み込まれています。

鵜飼教授夫人はこれまで夫の出世のために、そして自身の名誉の為に、他の教授夫人達を駒のようにぞんざいに扱ってきた人です。

今まで教授夫人の会「くれない会」を我がもの顔で図太く牛耳ってきたのに、最後の最後に人情をみせるとは、、、

不覚にもほろりとしてしまいました。野上由美子さんの名演技には脱帽です。

そうそう、佐々木蔵之介さんも、

『白い巨塔』(2003)に若き医師として出演してるんですよっ。

佐々木蔵之介さんはこの頃から頭角をあらわしていましたね。

佐々木蔵之介さんも

『ミステリと言う勿れ』にゲスト出演して犯人役を演じましたが、彼の巧みな演技はネットでもかなり話題になりました。

すごいといえばこの『白い巨塔』で何度も見たくなるのは、高畑さん演じる東教授夫人もそうなんですが、

やはり品川徹の演じた大河内教授もはずせません。

大河内教授の登場するシーンの存在感には毎回圧倒されました。

見た目は白髪の地味なおじいちゃんなんです。が、人演技しだすと、威厳に満ちて輝きをはなっているんです。その輝きが画面から飛び出すんじゃないかってくらいでした。

ただ、品川徹演じる大河内教授の魅力を言葉のみで説明するのは難しいので、気になる方は大河内教授をドラマで見てくださいね。

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もちろん、主役の唐沢寿明の演じる財前五郎は抜群にかっこいい外科医でしたよ。

財前教授の総回診は圧巻で、何度見ても飽きることのない迫力に満ちています。

上昇志向が強く、メス捌きも鮮やかで、その技術は師である東教授でさえも超えていました。

バタコ

財前教授になら、まな板の鯉になって手術をお任せしたい!

そう思ってしまうほど素敵でした。(いや、財前は庶民のバタコなど執刀してくれないだろうけどね)

そして、里見助教授を演じた江口洋介については言うまでもありません。

常に真摯で自分の研究に熱心で、出世欲は皆無で、患者を敬うことを何より大切にしている医師を力演しました。

1990年代初頭の『101回目のプロポーズ』『東京ラブストーリー』、『愛と言う名のもとに』『一つ屋根の下』に出演していた頃のヤング(死語)な江口洋介さんを知っているだけに、

『白い巨塔』(2003)の江口洋介の演技には10年間の重みを感じました。

『愛と言う名のもとに』で共演した唐沢さんと江口さんはドラマの中では

『白い巨塔』と同様にライバル役だったのですよね。

(※高畑淳子さんもこの『愛という名のもとに』に生徒の母親役として出演されています)

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ちなみに「愛という名のもとに」は内容ももちろんですが、浜田省吾の歌う主題歌である

「悲しみは雪のように」の存在感たるや、ドラマの内容すら超えているのではないかと錯覚するほどでした。

バタコがこの曲を聴いたのは、このドラマがきっかけですが、30年近くたった今でも初めて聞い時の事を鮮明に思い出せるくらい強烈なインパクトがありました。


悲しみは雪のように

歌い出しからもう心が奪われ、一度聞くと脳裏にその歌詞と音が焼きついて離れることがありません。

これほど心を奪われる曲は、令和の時代はもう出会えないかもしれないなとさえ思います。

なお、この

『悲しみは雪のように』は、この『愛という名のもとに(1992)』が放送される10年以上前の1981年に浜田省吾の14枚目のシングル曲として発売されたものです。

その曲が、1992年にドラマ『愛という名のもとに』の主題歌として、かなりアレンジを加えてリリースされたとのことです。

余談ですが、

『愛という名のもとに』が放送される前に、とある小説のタイトルにもなっているのです。

『いちご』『夜カフェ』の作者である倉橋燿子さんが書いた

『悲しみは雪のように』という小説が1988年に出版されているのですが、この二つのタイトルが同じなのは、決して偶然ではないのです。

講談社X文庫-ティーンズハートから出版された小説

『悲しみは雪のように』は、浜田省吾さんと旧知の倉橋燿子さんが、浜田さんの曲名を拝借して出版された小説です。

小説のあとがきには浜田さんから曲名を拝借した事が書かれているのに加えて、浜田省吾さんの『悲しみは雪のように』の歌詞も全掲載されています♡

この1冊だけではなく、

『スウィート•リトル・ダーリン』

『オン•ザ•ロード』

『BYE2片想い』の『片想い』、

上記の小説タイトルは浜田省吾さんの曲名である、

『スウィート・リトル・ダーリン』

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『オン・ザ・ロード』

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『片想い』

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上記の曲名から小説のタイトルを拝借したと、倉橋さんはそれぞれの小説のあとがきで語られています。

各小説の本編のあとがきには、タイトルの歌詞がそれぞれ掲載されています。それだけでも特別感があります。

自分が書いた小説のタイトルに、著名なロックアーティストの曲タイトルを拝借できるなんて、とても素敵な話であり、そして羨ましい限りです。

バタコ

小説とあわせて曲を聞いてみると、さらに味わい深いものになりそうですね。

しかも、小説のタイトルとして曲名を拝借できたのも羨ましいですが、

それだけにとどまらず、倉橋燿子さんは

『風を道しるべに‥』という作品で、

浜田省吾さんに小説のタイトルと同じ『風を道しるべに』というオリジナルソングを作詞してもらっています。

その歌詞は

『風を道しるべに‥』の7巻の小説の中に比呂志というロックのスターを夢みる男の子の歌として登場するのです。

物語に登場するロックアーティストを目指す比呂志という男の子の心理を、浜田省吾さんなりに想い描いて作詞したとのことです。

浜田省吾さん作詞のオリジナルソングがこの7巻に登場します

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小説のためにロックアーティストが曲を書き下ろしてくれるなんて、なかなかないことですよね。

巷ではこの

『風を道しるべに‥』に登場する比呂志という男の子は、浜田省吾さんをモデルにして書かれているのではないかという説もありますが、どうなんでしょうかね。

バタコ

比呂志=若き日の浜田省吾なんでしょうかねえ?
ちなみに『風を道しるべに』の歌詞だけでなく、曲も作ってくれていたという噂もあり、そっちも気になります❗️

浜田省吾さんの曲が出てくる小説について他の記事でも書いていますので、よかったらチェックしてくださいね。

バタコは10代前半の頃に浜田省吾さん、倉橋燿子さんのそれぞれの作品に出会いました。

特に、倉橋燿子さんの小説

『さようならこんにちは』を偶然中学生の頃に読み、当時バタコの生きる道しるべとなってくれました。

今、こうして年齢を経て思うことは若い時ほどぜひたくさんの作品、曲に触れて欲しいということです。

本、漫画、曲、それらの中には必ずといっていいほど自分の悩みに応えてくれるものがあります。

時として本は生きる翼になってくれることがあります。

それは誤解を恐れずにいえば10代という多感な時期だからこそだと思うのです。

それがバタコにとっては倉橋燿子さんや村上由佳さん達の作品でした。

我が子が成長して、人生において迷い傷つくことがあれば倉橋燿子さんの本を差し出すつもりです。

たとえ我が子に差し出すお金や物が十分になかったとしても、本という生きる翼をさずけることができる。(レッドブルじゃないですよ)

子よりもはるかに年を重ねたバタコが、親としてできることがあるとすれば、案外そのくらいのことかもしれません。

そして、それができる人間でありたいと思っています。

と、いつになく真面目に書きましたが

あ、いや、いつも真面目ですけどね(`・ω・´)

「愛という名のもとに」のドラマの中で唐沢寿明と江口洋介とで鈴木保奈美演じる貴子を争っていましたわけですが、

リアルでも江口洋介と鈴木保奈美は交際しており、当時はトレンディ俳優とトレンディ女優のカップルに世間は大盛りあがりだったのです。

その鈴木保奈美さんといえば、やっぱり大河ドラマの『江』で主人公の母親役であるお市の方が忘れられません。

落城するシーンで、萩原聖人演じる石田三成に「下りおれ!」って一喝する鈴木保奈美がカッコよくて、何度もリピートしちゃいました。

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そういえば『江』は江口洋介のと同じではありませんか!

鈴木保奈美がこの大河ドラマの台本を読む時には表紙の「江」の文字を見て昔の恋人のことがよぎることもあったのかどうかは、おそらくバタコしか興味がないことでしょう、、、

って、あれ!?

何の話をしてましたっけ

確か、高畑淳子さんの話をしてたはず。

えーと、どこまで話しました??

あっ、そうそう

『ミステリと言う勿れ』最終回での高畑淳子さんの演じる役どころについてでしたね。

高畑さんは、整が大阪での印象派展の帰りの新幹線で偶然隣合わせた紘子という女性の育ての母親役サキを演じます。

数行ですむのに、こんなに遠回りしてしまい大変失礼しました。深くお詫びいたします。

どうして高畑淳子は整と同じ新幹線に乗ってるの?

https://twitter.com/not_mystery_/status/1506473536914743304?s=20&t=xq496a5ofWSya3qBg32yow

『ミステリと言う勿れ』最終話に登場するサキ(高畑敦子)は、育ての娘である紘子(関めぐみ)を密かに追って同じ新幹線に乗り合わせていました。

それは、紘子がサキが隠していた手紙を見つけてしまったことが発端です。

紘子はもうすぐ結婚式を控えています。

そんな折、死んだはずの実の父親がサキに送った手紙を見つけてしまうのです。

紘子が小さい頃に両親が亡くなったために、産みの母の親友であるサキに引き取られたと聞かされていたのです。

しかし、サキのクローゼットに隠すようにしまってあった手紙の束を紘子は見つけたのでした。

それは紘子の実の父からサキにあてた手紙で、「紘子を返して欲しい」と何度も書かれていました。

紘子は思い切って、サキが隠してあった手紙に書いてあった住所に手紙を出します。

すると亡くなったはずの父親から返事が来たと整に話します。

手紙の絵に隠された危険なサイン

その返事には、紘子の実の父は生きていて、実の母も入院中だが息災にしていることが書かれていたと彼女は話します。

紘子はもうじき結婚するため、生きていた父にバージンロードを一緒に歩いて欲しいと手紙を書いたそうです。

父親からの返事には「紘子に会えるのを楽しみにしている」と書かれていて、バージンロードを一緒に歩けることも喜んでいるということでした。

しかし、新幹線で隣合わせた整は、父からの手紙には

「なごやにはくるな」と絵で示されていると読み解きます。(原作では京都)

整の指摘に困惑する紘子。

整は紘子の持っていた手紙に全てイラストが書いてあり、そのイラストの頭文字をそれぞれつなげると、手紙の文面とは全く反対のメッセージになるのでした。

そこには、本当は産みの母親から育ての母サキに密かに知らせたと思われる危険なサインが込られていたことを読み解きます。

そして、紘子の実の母は父親に暴力と支配を受けていたこと、紘子を守るためにサキに預けたことを絵手紙から解読するのです。

新幹線に乗り合わせたサキの理由

紘子は実の母から一つだけもらったものがあるといい、お守りを整にみせます。

そこにはやはり絵手紙が入れてあり、

「にげて」というメッセージが込められていました。

さらに、そのお守りには以前はなかったはずのターコイズが入っています。

「前は入ってなかったから、ターコイズは今のお母さん(サキ)がいれたのかな」と紘子は推測します。

育ての親から事情を聞く紘子

そこまで明らかになったところで、整はサキが今自分たちの後部座席にいると紘子に伝えます。

整はターコイズは危険なことから持ち主を守る石だから、サキが密かにお守りにいれたのだろうと言います。

そして、自分は聞き耳たてないなら、あとは2人で話すようにとブランケットを頭から被ります。

サキは紘子に事の真相を伝え、紘子の父親は心不全ですにで亡くなっており、手紙の住所には誰もいないから、行けば諦めると思ったが、心配でついてきたことを白状します。

紘子はサキにこれまで自分を育ててくれたことを改めて感謝して、バージンロードを一緒に歩いて欲しいと伝えます。

手紙に込められた真のメッセージ

紘子は整に礼を言い、名古屋で降りる前にトイレを済ませに先に席を立ちます。

整は紘子を待つサキを呼び止めて、とあることを尋ねるのです。

それは、整だけが判読した、手紙に込められていた真のメッセージのことでした。

整は、サキに暴力を奮っていた紘子の父親の死の真相について尋ねます。

サキは、絵手紙は読み手が好きなように読んでいいのだと呟き、

「通りすがりのあなた、全て忘れてね」と整に言いながら紘子と一緒に新幹線を降りていきました。

ちなみに、今回の最終回であるドラマのストーリーは

ミステリと言う勿れ』2巻

「つかの間のトレイン」というエピソードタイトルで収録されています。興味のある方はぜひこの機会に読んでみてくださいね。

ミステリと言う勿れの最終回のサキについてのまとめ

映画化も決まった『ミステリと言う勿れ』のドラマ版の最終回のスペシャルゲスト 高畑淳子さんについて過去に出演したドラマ作品なども含めて詳しく書きました。

ちょっと?脱線しましたけれども^^;)

原作で読み、このエピソードを気にいっている方も多いのではないでしょうか。

バタコは『ミステリと言う勿れ』のドラマ版も毎回見ていますが、まさか、最終回に高畑淳子さんが登場してくれるとは、本当に嬉しい限りです。

なお、バタコが好きな『古畑任三郎』と同じく長年愛読している少女ミステリー漫画との共通点についても別記事で書いています。

興味のある方はぜひお読みくださいね。

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