育児中に癒されたい時ってありますよね。
育児でイライラしたりストレスがたまったりした時に、ふんわりしたタッチのコミックエッセイを読むと、日常の雑多な感情をひととき忘れることができます。
前回の記事でご紹介した益田ミリさんの『すーちゃん』シリーズにも助けられたエピソードを書きました。
同じように、一人暮らしの時に出会ってその等身大のコミックエッセイに励まされ、現在は育児のストレスな日々でカンフル剤となってくれているたかぎなおこさんのコミックエッセイを、今回紹介させてもらいたいと思います。
上京時に励まされたコミックエッセイ
バタコは18歳の時に大学進学とともに東京で一人暮らしをスタートしました。
同じ学部や学科で話す子はいたけれど、休日に一緒に遊ぶとかそこまでではなく、大学の講義が終わってからや休日は一人ぼっちで過ごすことがほとんどでした。
大学時代は生涯の友人ができる時とその頃誰かに言われたような気がしますが、
『人生は深いな』の記事でも書きましたが、大学内では言葉を交わしたりお昼を一緒に食べたりするものの、その友人たちとプライベートで会うことはほんのわずかでした。
当然のことながら生涯の友人はできないまま、大学卒業しそのまま東京で就職をしました。
就職した会社はとても多忙で、休日も関係なく働いて、終電で帰り家にはただ寝るためだけに帰るという日々でした。
その時のことは別の記事でも少し書いています⬇️
今でいういわゆるブラック会社で、終電まで残業しても残業代が出ない会社だったのです。
おまけに給料も薄給で有給休暇を取得することも許されず、その上セクハラ、パワハラが日常茶飯事でした。
と、このへんのことは長くなる為、また別の機会があれば書きたいと思います。
そんな感じで、仕事漬けの日々でしたので、友人と飲んだり遊んだりというのは入社してから何年かは一切できませんでした。
まあ、そんな友達もいなかったということもありますが(-_-
終電で帰宅してから帰り道の途中にあるコンビニで夕飯を調達するのですが、その時にちょっと雑誌を立ち読みしたりするのが息抜きでした。
ある日、いつものように雑誌コーナーで立ち読みをしていたら、
『上京はしたけれど』というタイトルの本が目にはいりました。
それがたかぎなおこさんのコミックとの出会いになりました。
バタコはその時はじめてコミックエッセイというジャンルを知ったんですが、以来、たかぎなおこさんをはじめ数々のコミックエッセイ本のファンになりました。
それまでは村上春樹さんや林真理子さんのエッセイは読んだことはあったんですが、漫画という形式のエッセイ=コミックエッセイにすっかりはまってしまったんです。
文体で読むのとは全く違う、軽いタッチのコミックエッセイは読みやすくて、しかもたかぎなおこさんのかわいらしいイラストも魅力でした。
誰もが共感できる上京物語
たかぎなおこさんは今でこそ、何十冊もコミックエッセイを出されている有名な方です。
が、バタコが初めてコンビニの雑誌コーナーで
『上京はしたけれど』を手にした時はたかぎさんが『東京でイラストレーターになりたい』という夢だけをもって単身上京してわずか数年の頃だったと思います。
よく内容を読んでみると、たかぎなおこさんが上京した年と私が高校を卒業して大学入学で東京で一人暮らしをスタートした時期が、わりと近かったんです。
たかぎなおこさんは一度地元で就職してから上京されているし、学生の身での上京とは様々な面で異なりますが、ほぼ同じ時期に上京して数年を東京で過ごしている点でとても似通っていました。
なので、勝手に親近感を持ってしまったのでした(笑)
それ以来、たかぎなおこさんがコミックエッセイを出されるたびに購入したので我が家の本棚にはたかぎなおこさんの書籍がずらーり並んでいます。
たかぎなおこさんが描く日々のエッセイの中にはそれまで恋愛のことなどはほぼ登場しなかったのですが、彼女のホームページで40歳をすぎてから結婚され、女の子を出産されたことを知りました。
その時のエピソードが
というコミックエッセイにまとめられています。もちろん、即購入しちゃいました。
たかぎなおこさんは、気取らずに等身大で日々の生活をつづられているのが魅力です。
今では旦那のほうが、新刊をチェックして買ってくることもあるくらいです(笑)
まとめ
今回は、上京してしばらくのころに励まされたたかぎなおこさんのコミックエッセイを紹介しました。
現在はレタスクラブで、子育て日記の『おかあさんライフ』も連載中なのでそちらも同じママとして楽しみながら読ませてもらっています。
たかぎなおこさんは40歳をすぎて結婚し出産されたので、同じアラフォーママとしても子育ての悩みなんかも共感できることが多いです。
たかぎなおこさんの子どもの頃を描いたコミックエッセイも子育てマンガとしての面白さにあふれています。
全体的にほのぼのとしたほんわかしたタッチのイラストでエッセイがつづられているので、子育て中に癒されたい時の漫画としてもぜひおすすめしたいです。