前回書いた記事に続き、同じく第二子の長男のイヤイヤ期について書いていきたいと思います。
今回のテーマは『ベビーカーを嫌がる子』についてです。
長男は、新生児の時からベビーカーにのせていましたが、
1歳半をすぎたあたりからべビーカーにのせようとすると激しく抵抗するようになってきました。
そんな息子がとあることがきっかけで素直にベビーカーに乗ってくれるようになったエピソードがあります。
ベビーカーを嫌がるお子さんは少なくないと思いますので、そんなママたちに参考になればと思います。
我が家のベビーカー生活について
我が家では、ファーストベビーカーはコンビの両対面式のもの、
セカンドベビーカーは以前の記事に書いたポキットを利用していました。
※なお、バタコが購入した初代のポキットは生産終了しています。
2022年現在『ポキットプラス』、『ポキットプラスオールテレイン』、『ポキットエアーオールテレイン』等の名称でAmazonや楽天、ヤフーショッピングなどで販売中です。
また、同じcybex社から『リベル』という新しいモデルの折りたたみベビーカーがリリースされています。折りたたみ式で自転車にも乗せられるという点はポキットと同じ機能です。が、
ちなみに、毎日使用していたのはコンビの両対面式のものです。
コンビのベビーカーは、第一子の長女の時から使っています。荷物はたっぷり乗せられるし、何より安定感があります。
B型ベビーカーに比べると価格は高くなりますが、長女も長男も赤ちゃん時代からたくさん載ってきたので十分元はとれています。
バタコはアラフォーですので抱っこ紐を利用しての移動は体力的、年齢的にとても厳しく、ベビーカーを利用する機会はとても多いです。
もちろん、新生児からしばらくは抱っこ紐も使っていました。
長女の時に購入したダッドウェイのエルゴベビーキャリアの抱っこ紐をそのままお下がりとして継続使用したんです。
メッシュタイプを購入したのですが、夏はもちろん、オールシーズン通して快適に使用できました。
長女と長男で2人分、かなりヘビロテしましたが、ダッドウェイのエルゴベビーはかなり丈夫なつくりなので抱っこ紐卒業まで大活躍してくれました。
でも、下の子の7ヶ月頃からは、アラフォーのバタコは抱っこ紐で移動するのがキツくなりまして、息子をベビーカーに乗せるようになったんです。
ベビーカーに下の子をのせ、上の子は歩いてくれましたので、バタコとしてもその方法がとても楽でした。
育児は楽が一番!というのがバタコの信条です(笑)
息子よ、お前もか、、、
導入部分にも書いたとおり、息子は1歳後半からベビーカーを嫌がるようになりました。
予想していたというのは、第一子の娘もある時期からベビーカーを嫌がるようになりましたので、
第二子である息子もいつかその時期が来るというのはある程度想定内ではありました。
ただ、長女がベビーカーを嫌がるようになったのは、長男が生まれて、彼をベビーカーにのせるようになってからでしたので、当時は長女は2歳半くらいでした。
赤ちゃんの頃から2歳半くらいまでおとなしくベビーカーにのってくれたので苦労は少なかったのです。
それと比較すると長男は1歳後半からベビーカーを嫌がるようになったので、まさにイヤイヤ期の始まりから、ベビーカーにのるのを嫌がるようになったといえます。
上の子が幼稚園にいっている間に買い物をすませるというママは多いと思います。
バタコも長女が幼稚園に行っている間に息子をベビーカーにのせて徒歩15分ほどのところにあるスーパーに買い物にいくのが日課となっていました。
その日も、いつものように玄関にベビーカーを用意して息子をのせようとすると、ものすごい勢いで暴れてベビーカーを拒否し始めたのです。
それでも、ベビーカーにのってくれないと買い物に行けないので、バタコは無理やり息子をベビーカーにのせてベルトをはめようとしました。
けれども、とにかく息子が体を左右に強くゆらしてベルトをさせてくれません。
ある程度予期していたこととはいえ、やっぱりイラッとしてしちゃいます
「もう、ちゃんとのってよ!」と、
バタコはイライラしながらベルトをどうにかはめましたが、長男は器用にそのベルトから身をよじらせてベビーカーからストンと自分でおりて着地します。
こうなると、息子はてこでもベビーカーにはのってくれません。ベビーカーには見向きもせずサーッと歩いていってしまいます。
ためいきをつきながらバタコはとりあえずベビーカーをひきながら長男を追いかけました。(車が入ってこれない歩道です)
我が家からスーパーまでの道のりはかなりあるので、とりあえず車が通らないところまでは空のベビーカーを押しながら息子と歩いていこうと決めました。
無理やりベビーカーに乗せるもギャン泣きの息子
けれど、しばらく歩くと車の通りがかなり激しい道路を渡らなければなりません。ここはどうしても息子をベビーカーに乗せずに通るわけにはいかない道なのです。
当然ベビーカーにのるのを必死で嫌がりますが、バタコはそれ以上に必死な形相で長男に
「道路危ないんだからベビーカーにのって!」
と鬼のような顔でせまり、息子も泣き叫びながらもあきらめてベビーカーにのりました。
その日を境に、息子は玄関を出る時はベビーカーを拒否し、車の通りが激しい道路にさしあたるとバタコが鬼の形相でベビーカーに無理やりのせるという日々の繰り返しになりました。
当然バタコにとってこれはかなりストレスでした。
嫌がる息子を無理やりベビーカーに乗せるのも大変ですが、通行人の人たちも何ごとかというようにチラチラみてきます。
心配してくれてるんだろうなとも感じますが、この時は大変な様子を見られるのはやっぱり恥ずかしかったです💦
ある日見つけた1枚のチラシ
ネットスーパーを利用するという方法もあるかと思います。
けれど、息子との散歩もかねて買い物をしていましたし、ネットスーパーで買い物しても、毎日消費する牛乳やバナナ、パンなどはそのつどネットスーパーを利用するのは現実的ではありません。
その為やはり直接スーパーに買い物に行くというのは避けられないことでした。
抱っこ紐も息子はその頃には嫌がるようになっていました。
何より往復1時間以上の抱っこひもはアラフォーのバタコにとってはかなり腰が痛くなってしまう為、ベビーカーを利用するという選択肢は外せません。
いっそのことベビーカーなしで買い物にいくという意見もあるかもしれません
が、重い買い物袋も一緒に持ちながらでは、もし万が一、息子が道路に飛び出してしまった際、迅速に息子を守ることができないと考えるとこれも困難なことでした。
そういった事情もあって、ベビーカーを嫌がる息子にかなり困ってしまっていました。
何とかベビーカーにのってほしい、、、
そう思っていた頃、近くの子育て広場で「イヤイヤ期の過ごし方」という育児講座が開かれることを地域の掲示板のチラシで知りました。
バタコの住んでいる地域では子育て広場が比較的多く、各所で定期的に無料の育児講座が開催されているのです。
そのお知らせを見て、すぐにその場で携帯から講座窓口に電話をして参加申し込みをしました。
そしてそのことが、ベビーカーを嫌がる息子と、イライラするバタコにとってまさに転機となったのです。
ベビーカーを嫌がる息子にイライラする日々に転機となった出来事
育児講座当日は、子育て広場に数組の親子が集まりました。大体、息子と同じくらいかそれより少し月齢の低いお子さんを持つママが多かったです。
最初は軽くお互いに自己紹介などから始まりました。
それぞれみな、イヤイヤ期のことで悩んでいたり、これからイヤイヤ期をむかえるにあたって話を聞いておきたいというママたちが参加していました。
講座の担当の方が、
最初にイヤイヤ期について書かれた本のある記事を紹介してくれて、それを読み上げてくれました。
その中で
「ママ、今は僕は成長中だからもう少し待ってね」
という一文がありました。
その言葉を耳にした時、思わず目がしらがじんわりしてしました。
「ああ、そうだ。この子は今成長してるんだ。その成長の過程を嫌がったり拒否してしまうなんて親としてとても悲しいことをしてしまった」
その後、育児講座の担当の方が、それぞれのママたちのイヤイヤ期に対する悩みを聞いてくれました。
バタコの順番になり、息子がベビーカーを嫌がり拒否するので、買い物に行く途中での道路で危ないので困っていることを話しました。
バタコの話を、うんうんと真摯に聞いてくれた担当の方は、
その後で
お子さんに事前にきちんと、
ベビーカーに乗る理由、乗らなければならないワケを説明すると、意外にこんな小さな子でも聞いて理解してくれることもあるかもしれませんよ
とアドバイスしてくださいました。
バタコはそれを聞いて目から鱗でした。
それまでは、イヤイヤ期の息子に対して、とにかく怒ったり、なだめたりしてとにかくベビーカーに無理やりにでも乗せることに必死だったのです。
そういえば、長男にベビーカーに乗る理由をきちんと冷静に話したことなど一度もなかったな
とこれまでを振り返りました。
毎日、毎日、嫌がる息子を無理やり強制的にベビーカーにのせ、あきらめさせていたのですが、そんな日々はバタコはもちろん、息子も嫌だったに違いありません。
バタコは、翌日から息子への対応を変えてみることにしたのです。
あることを話したら、驚くべき長男の変化が!
バタコは、イヤイヤ期の対応についてのイベントの翌日、買い物に行く時に外を出たら、長男に話しかけました。
息子くん、これから買い物に行くよ。途中まではママと歩いていこう。ブーブーがたくさん通る道路についたらこのベビーカーに乗るよ。じゃないと危ないからね。いいかな?
とゆっくり長男に語り掛けました。
息子はそれを聞いてうれしそうに
「うん!」
とうなずいて、
バタコを先導するように歩き始めました。
そして、いつものように車がたくさん走る道路まで来ました。
さあ、ここからは危ないからベビーカー乗るね
と声かけすると、
それまでの大暴れの日々が、嘘のように、ご機嫌なまま座っていてくれたのです。
イヤイヤ期を通して見つけた新鮮な驚き
「 息子は歩くのが好きだったんだ」
だからベビーカーに乗るのを嫌がっていたんだ、と気づかされました。
散歩中に草花が生えていたり、
息子が、自分の好きな車がとめてある
駐車場などをみて「ブーブー!」
とニコニコとバタコに教えてくれる様子をみて、今さらながらバタコは反省しました。
それまでは自分が楽だからとベビーカーにのせることばかりを考えていましたが、息子とゆっくり歩きながら、道端に咲く花や猫、止めてある車をみるのはバタコも新鮮でした。
そんなささやかな幸せを見つけられたことに、今さらながら新鮮な驚きでした。
これは、長女の時にもなかったことでした。長女は息子と同じくらいのころはベビーカーにおとなしくのってくれる子でしたので、苦労もしなかったし、ずっとベビーカーにのせてしまっていたのです。
そのうち成長した長女がベビーカーを嫌がるようになってからは、第二子である長男が生まれていましたので、乳児と未就園児の世話に追われ、親子でゆっくり歩くということもほとんどありませんでした。
ベビーカーにのせて買い物をすませて帰ってくるという、その1時間ほどの少ないひとときを、親子でゆっくりと楽しむということを長男が身をもって教えてくれたのです。
たまたま見かけたチラシで、子育て広場での育児講座に参加したことがきっかけです。が、バタコ親子にとっては偶然ではなく、きっと必然的なことだったと今は思っています。
まとめ
イヤイヤ期にベビーカーや電動アシスト自転車に乗るのを嫌がるお子さんはかなりいるようですね。
無理やりのせるというのももちろん手段の一つではありますが、
男の子は特に暴れてベビーカーや電動アシスト自転車のシートのベルトをすり抜けてしまうという子も少なくないと思います。
そんな時は強制的にではなく、まずお子さんにママの気持ちをまっすぐに伝えてみてもらえたらと思います。
すべてがうまくいくわけではないかもしれませんが、お子さんの心には、きっとまっすぐなママの気持ちが届くはずです。
育児はきれいごとだけではすまされない。それはバタコ自身が身をもって感じています。
それでも子どもはママを見ているんです。
自分を見てくれる一生懸命なママの姿を心の目にしっかりと焼きつけている、そう信じています!
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