俳優の田村正和さんの出演されたドラマが続々と再放送になっていますね。
とてもダンディな俳優さんで、数々のドラマに出演なさっていましたが、やはり『古畑任三郎』の印象が強い方も多いのではないでしょうか。
繰り返し見て、セリフも犯人のアリバイ工作も結末さえもわかっているのに、何度となく見てしまう視聴者の方が多いそうです。
もちろんバタコもその1人です。『古畑任三郎』を一度思い出すとついついみたくなってしまいます。
『古畑任三郎がみたい』という理由一択でFODに入会という単純な理由ですが、改めて見て見ると本当に面白い作品です。
犯人役の俳優さんが主役級の方々ばかりなので、見応えもたっぷりなんです。
今回、久しぶりにFODで『古畑任三郎』を見て、新たな発見や、思いがけず自分にそっくりな犯人を見つけたので、詳しく書いていきます。
※勘のいい方はもう誰だか分かるかもしれません
入会も退会も気軽にできるオンデマンドの魅力
我が家は
以前の記事にも書きましたが、
アマゾンプライムビデオに入会しています。
しかし、古畑任三郎は
アマゾンプライムビデオでは見れないのです(※2020年6月現在の情報です)
なので、『古畑任三郎』を見るために、FODに入会する必要があったのです。コロナ禍でおうち時間も多い中、さまざまな動画配信サービスが充実しているのは助かりますね。
ちなみに、数年ほどNetflixも入っていたのですが、みたい番組がそれほどなくなったので、先日退会しました。
退会手続きも簡単ですし、またみたくなったらすぐに入会できるしまた新たに入会手続きももちろん楽チン。退会することに特に迷いはありませんでした。
気楽に入会、退会できるのがオンデマンドサービスのいいところですよね。
なお、古畑さん以外にも、『白い巨塔』や『愛という名のもとに』、『東京ラブストーリー』など昔みたドラマをじっくり見ることができました。
イチオシは『動機の鑑定』
『古畑任三郎』のどの作品もほとんどみたことがあるのですが、やはり何度みても良いものはいいですね。
ちなみに一番のお目当ては歌舞伎役者の澤村藤十郎さんの回「動機の鑑定」です。ネットで、澤村藤十郎さんが出演したこの回がとても素晴らしかったという評判を口コミで見まして。
さて、内容ですが、澤村藤十郎さんの演技は評判通りでした。
『古畑任三郎』には、第一話の中森明菜をはじめ、小林稔侍、木の実ナナ、堺正明、明石家さんま、菅原文太、スペシャルではあのイチロー選手、、、と、そうそうたるメンバーが出演してしています。
どの作品も名役者達の迫真の演技がみものです。
けれど、澤村藤十郎さんはその方々よりも、ほんのわずかですが秀でています。
彼の演技はこれまでの役者さんとは違うのです。いや、もはや彼は演技をしていないと言ってもいいくらい、彼の口調、仕草、表情は自然そのものなのです。
彼は、歌舞伎役者なので、テレビドラマにほとんど出演歴はありません。しかし、信じられないほど、ドラマ『古畑任三郎』の世界に溶け込んでいるのです。
澤村藤十郎さんは、春峯堂の店主を演じました。
その「春峯堂」という骨董品の店が青山あたりに実際に存在し、ドラマのように、美術館長と共謀して悪事を働いていたのではないかと思われるほど、澤村藤十郎さんはそつがなかったのです。
わざとらしさもなく、それかと言ってぶっきらぼうでもない。澤村藤十郎さんは犯人を演じていたのではなく、「犯人」として本当にドラマの中に存在していたように感じました。
ど素人のバタコに褒められても、何も嬉しくはないでしょうが、澤村藤十郎さんの実力はネットの評判通りということは保証します。
こう見えて、バタコは年間、数々のドラマを見ていますが、澤村藤十郎さんはその中でも群を抜いています。
もちろん、他の俳優の演技も素晴らしいしその実力の違いは僅差でしょう。
澤村藤十郎さんの演技が秀逸だったのは、たまたまであったかもしれない。
古畑任三郎を演じた田村正和、
春峯堂のご主人様=澤村藤十郎と共に悪いことをして結果、春峰堂さんに殺されてしまった美術館長役の角野卓造、
人間国宝の川北百漢を演じた夢路いとし、
彼らが澤村藤十郎を春峯堂の主人に作り上げた。
それも理由の一つかもしれません。
でもバタコにはわかるのです。
どちらが本物か(少々、春峯堂のご主人=犯人のセリフパクってみました)
澤村藤十郎は間違いなく本物の役者です。
あ、いや待てよ。これを見ると、他の作品が霞んで見える恐れも、、、
なので、1番最後のお楽しみにするのも良いかもしれませんね。
澤村藤十郎の持つ天性の表現力が、『古畑任三郎』を通してびしびし伝わってきます。
ある意味、古畑任三郎の演技を超えているとも言いましょうか。(謎の上から目線)ストーリー、セリフ、最後の終着点も知っているにもかかわらず、何度でもみたくなる。これが澤村藤十郎さんの演技です。
彼の演技は常に淡々としています。その淡々とした雰囲気がとても心地良く感じられます。
彼はとても丁寧な口調で話し、ほとんど表情を変えることはなく常に微笑を浮かべています。古畑に追い詰められたその時でさえ、上品で涼やかな佇まいを決して崩さない犯人でした。
と、『古畑任三郎』について熱く語ってしまいましたが、『大豆田とわこと3人の元夫』もとても評判が良いと夫から聞き、こちらも早速見始めたら止まらなくなってしまいました。
古畑任三郎を見ていたら2世俳優が割と出てた件
上記に書いた『大豆田とわ子と3人の元夫』ですが、松たか子さんの演技が見事なのはいうまでもないのですが、
2番目の元夫である佐藤さん役を演じられているの東京03の角田晃広さんの演技もお上手なこと。さすが人気芸人なだけありますね。
余談ですが、第一シリーズの、田中くんに片想いする女性がとっても美人さんで誰だろうと思ったら、原田美枝子さんと石橋凌さんの娘さんだそうです。
石橋静河さんという女優さんでした。
声は原田美枝子さんの方が個人的に好きですが、その美しさはお母さんにも決して引けを取らない。というか、正真正銘の美人さんです。
そう言えば松たか子さんも2世女優ですが、もう誰もそんなこと言わないほど彼女は女優としての位置を確立しました。
2世タレントはあーだこーだと言われる世の中ですし、(あーだこーだ言ってるのはバタコかしら?)
七光どころか十四光も持っていながら、両親の名前だけが1人歩きしているタレントさんがいるのも現実です。
けれど、
「あ、そういえばあのひとの親は有名な人なんだってね。演技うますぎて忘れてたわ」
という2世俳優たちが増えてきたように感じています。
そういえば、『古畑任三郎』の主役の田村正和さんも2世俳優の1人でしたね。
バタコからすれば田村正和さんのお父様のことは一ミリも知らないですし、田村正和さんを2世俳優として観たことはありません。
どちらかというと、田村三兄弟という名前の方が馴染みがあるくらいです。
兄弟が3人揃いも揃ってハンサムで演技も上手というのはかなり稀なことですよね。
と、なんだか話が2世タレントに流れてしまいましたが、『古畑任三郎』にも2世俳優さんは割と出演されているんですね。
市川染五郎、堺正章もそうですし、犯人の恋人役の松たか子も。
市川染五郎と松たか子は兄妹ですし、父上の松本幸四郎も同じく『古畑任三郎』の犯人役ででているので親子で犯人役ってすごいですね。
津川雅彦さんの父親も歌舞伎役者ということですし、他にも親が芸能関係の仕事に就いていたということで、自然に演劇の道に進んだ人も『古畑任三郎』の犯人役には複数います。
こうなると、どこからどこまでが2世タレントに該当するかわかりませんね。
演技力がある方なら親がなんであろうと関係ないなとバタコは思います。
人は誰しも少なからず親の影響を受けて育つものですし、親子ならば遺伝子を受け継いでいるのも当然ですものね。
悪い面ならともかく、良い面を受け継ぎ、そしてその親をもしのぐ実力があるということは、どの分野においても素晴らしいことだと感じます。
『古畑任三郎』に自分にそっくりの犯人がいた件
悲しきほど似ている主人公
それにしても『古畑任三郎』を見ていると、田中美佐子さん演じた女流棋士役の犯人があまりにもポンコツ主婦すぎて、バタコそっくりなのです。
この「哀しき完全犯罪」を一緒に見ていた夫も
「このご主人の気持ちわかりすぎる、、、」とつぶやいていたほど、
田中美佐子さん演じる主婦のやることなすことまるでバタコなのです。
例えば、
- 飲みかけのマグカップが部屋に3つある。
- 部屋の電気はつけっぱなし
- 食べかけのヨーグルトがあるのに、新しいヨーグルトを買ってくる。
- 調味料のふたをちゃんを閉めない。
- ペットボトルのキャップをきちんと閉めないので、次に飲む時こぼれる
- 卵をわる前に、卵がパックの中で割れてしまう
- 夫が以前から飼っていた猫が自分にはなつかない😾
バタコは田中美佐子さん演じる小田嶋さくらとは、非常に共通点があるのです。
似ていないところは、顔と麻婆豆腐の味付けを忘れるの2点のみです。
顔においては女優の田中美佐子さんとは似ても似つかないのは、説明の必要はありません。
麻婆豆腐については、バタコは「丸美屋」の麻婆豆腐の素を使いますので、味付けを忘れることはないのです。
ちなみに「丸美屋」の麻婆豆腐の素は1番最初にフライパンに調味料を入れるので、味付けを忘れることはないのでポンコツ主婦のおすすめですよ♡
バタコは本当にポンコツなのか?
「このブログ書いているバタコって自分のことポンコツと言ってるけど、本当にポンコツ主婦なの?ネタなんじゃない?」
と思う方は、FODでぜひ『古畑任三郎』をご覧くださいませ。
田中美佐子さん演じる小田嶋さくらのズボラっぷりは、まさにバタコそのものなんです。
バタコはADHDのグレーゾーンで、その特性に関する記事をいくつか書いていますが、この小田嶋さくらもその特性が少なからずあるのではないかと思っています。
あ、安心してくださいね。バタコは犯罪に手を染めるようなことはしませんよ。
古畑任三郎もこの回の冒頭で「大雑把な人間は完全犯罪に向いていません」と断言してますしね。
(もちろん完璧主義者でも犯罪はいけませんよ!)
※ちなみに『古畑任三郎』の田中美佐子さん演じる小田嶋さくらのポンコツぶりをご存知の方は、わざわざ見る必要はありません。あまりに似すぎてるので、見てほしくないのが本音です。
ちなみに『古畑任三郎』と少女ミステリー漫画の共通点についても記事を書いています。
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
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